周囲の愛情や支えを感じられないと、人は孤独であり、いたたまれずに衝動的な行いに及んでしまう。

個人の性格や性質、発達障害、心の病、様々な要因が関係している。

アダルトチルドレンに関する本を読むと、まず書かれていることは「親が悪い」
あなたがそうなった原因は、すべて親にある。
「毒親」という言葉さえ存在する。

「自分は悪くない」というところをスタートにして、心のよりどころとする。
これは、「自分を許す」という事とは少しニュアンスが違うと感じる。

悪者にされた親は、たまったものではない。
非難され、責められ、お前のせいだと罵られても、はいそうですかとはならない。

親には、親なりの愛情表現がある。
それをどう感じ取り受けとめるかは、子どもの個性によって大きく異なる。
その個性まで、親のせいにしてしまっては、そこから先の解決には進めない。

本人の感受性や解釈の仕方が、親の愛情に飢え、自分の無力感を生み出す。
その解釈の仕方に親が影響を与え、ねじ曲げ、洗脳し、操作した。
そういう考え方もある。

私自身を振り返ると、父は超ネガティブな人で、常に人の悪口を言い、自分の不幸はすべて他人のせい、自分の価値観にそぐわない事は徹底的に否定し拒否する。
今にして思えば、職場でのストレスを家庭で発散していたのだろう。

子ども心に、ずいぶん傷ついた。
悲しかった。
自分は、なぜ今怒られているのかわからないことが多かった。
とにかく、叩かれた。
子どもが分かるように言葉で説明してはくれない。

母に対しても怒りをあらわにして、いつも言い争っていた。
しまいには、水を掛けたりフライパンで殴ったりもした。

母は、口ごたえせずに無言で目をそらす。
言っても無駄だと諦めていたのか。
何を言われてもろくに返事もしない母を、強情な奴だと父が罵る。

弟が修学旅行のお土産を買ってきた。
青い西陣織の小物のセットで、小銭入れやタバコケースなど数点が入っていた。
それを見た父は突然逆上した。
弟が以前お土産に買ってきて愛用していた湯呑茶碗を流しに持って行き、いきなり金槌でたたき割った。

今思い出しても、涙が出る。
なぜ、そこまで酷い仕打ちをしたのか。
「自分が頑張って禁煙しているのに、タバコケースを買うなんて厭味なことをするのか!」
それが父の言い分だった。
セットの中身にタバコケースがあることさえ気づいていなかった弟のお土産。

そんな父だったが、弟が大学を浪人した時は予備校に通わせ下宿生活をさせた。
弟は、京都大学の受験に2度失敗して、早稲田大学に入った。
その学費と生活費も、父がまかなった。
千葉で暮らしている弟は、父の自慢の息子である。

父は父なりに子どもたちを愛していたのだ。
父の両親が早くに離婚し、父親をなくして親戚に引き取られた父は、自分が中学を卒業すると就職して独立した。
弟と妹の学費を払って3人で生活していた。

そんな父の歪んだ(私にはそう思える)愛情表現や、内面に抱えた深いストレス(心の闇)を理解できたのは、私が就職してからだった。

相変わらず2人で喧嘩しながら暮らしている両親。
離れているけれど、年に2回は会いに行く。
お米やおせち料理を、欠かさず送る。
何か問題が起きた時には一番に相談されるし、経済的な支援もする。
私は、唯一頼れるお姉ちゃん(長女)。

父に依存して離婚もせずに不満を抱えていた母。
母のようにはなりたくないと、強く思った。

国立の看護学校は、当時はまだ全寮制で、札幌市内に自宅があったにもかかわらず寮生活だった。
卒業してすぐに就職。
とにかく、早く手に職を付けて独立したかった。
結果的には、18歳で家を出た事がよかったのではないか。
親の影響から解き放たれた。

他にも女性が働ける職業や資格は色々ある。
そんな中から看護という職業を選んだのは、小学生の頃から漠然と抱いていた夢だった。
「calling」(コーリング)という言葉がある。
「神の啓示」という意味だ。
看護という職業は、私にとってまさに「天職」だった。

同じようなひどい親のもとに生まれてきても、すべての子どもがグレたり反発したり心を病む訳ではない。
それは、受けとめる子どもの側にも、大きな要因が存在するからだと思う。
いいとか悪いとかの問題ではなくて。

免疫力が強くて元気な子どもと、風邪を引きやすい子どもがいるのと同じ。
それは、子どものせいでもないし、親のせいでもない。
育った環境のせいだけでもない。

親を求め満たされていない子どもは、親の本当の気持ちがわからない。
親もまた、自分の思いがあるのに伝わらない子どもを、どう理解したらいいのかわからない。

この両者がわかりあうには、相当の努力が必要だろう。
正しい知識と方法を持って。
あるいは、力になってくれる第三者が必要だと思う。

人生を台無しにしてしまった子どもは、自分自身と向き合い深く理解することでしか救われない。
親や他人や環境のせいにしていては、いつまでたっても地獄から抜け出せるはずがない。

過去をやり直すことはできないけれど、過去を別な視点で振り返り、理解と認識を新しくすることはできる。
実は自分が受けていたたくさんの愛情に気づくこと。
親がしてくれたことを、思い出すこと。
自分が親にしたこと、しなかったことを自覚すること。

ありのままの事実を認めよう。
批判や非難ではなくて。
それが、互いに認め合うことに繋がる。

傷ついた心を満たし、あたたかな気持ちに包まれるには、「自分が」行動しなければいけない。
親や他人を利用して何かをさせても、受けとめる自分がいなければ結局どうにもならない。
同じ事のくり返し。

まず、そこに気づいて欲しい。

怒りも、悲しみも、苦痛も、悩みも、そう感じるのは自分が決めた事。
そこが闇から抜け出すスタート地点。


ありがとうございます。

嬉しいことがありましたね。
たくさん笑顔になれたでしょう。

今日も、あなたの幸せを願って。

りょうこ

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